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お酒は「百薬の長?」または「害?」 ー その① ー
  • 2020/09/22

お酒の逸話は、昔から多いですね。ほとんどは「飲みすぎ」にかかわることばかりで、いい話は聞きません。しかし、最近の日本酒は本当においしいですね。私は下戸でほとんど飲めませんが、小さなおちょこ一杯の冷酒はとてもおいしく感じます。しかし、お酒は、「」ばかりでなく「百薬の長」という2面性があります。最近、欧米の先進国ではアルコール消費量は減っていますが、日本ではむしろ増加しています。その原因として、若い人や女性の飲酒家がふえたこと、また大量飲酒家も増加しているためといわれています。医療では、酒飲み、つまり「常習飲酒家」とは、日本酒に換算して毎日3合以上5年間続ける人を言います。大酒のみ、つまり「大量飲酒家」とは5合以上、10年間続ける人を言います。世間では、、晩酌を1合や2合すれば酒飲みや大酒飲みというかもしれませんが、医療では少し定義が異なります。医療でいう飲酒家とは、何らかの病気が起こる可能性が高い量を飲む人を言います。いいかえれば、常習飲酒家つまり3合以上毎日飲むと病気になる可能性が高いということです。しかし、驚くべきことに、1合飲む人が全く飲まない人より長生きすることが明らかになっています。のんべえの人が喜びそうなことですが残念ながら、1合以上飲むとかえって寿命は短くなります。つまり、日本酒換算1合は何にも優るいい薬、百薬の長なのです。今、大酒家は日本に200万人いるといわれています。計算上は60人に1人は5合以上飲んでいることになり驚きますね!何事も、ほどほどが一番です。上手にお酒と付き合っていきましょう。次回は、上手なお酒の飲み方について具体的に書きたいと思います。

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